日米記者交換計画で記者が相互訪問
新聞協会の2001年度日米記者交換計画で米国記者団のメンバー6人(写真)が2月13日来日、27日の離日まで、各界要人への取材や、沖縄、京都の視察など精力的にスケジュールをこなした。
「日本はアジアとヨーロッパがミックスされている」(クリスチャン・サイエンス・モニター紙のリンダ・フェルドマン論説面編集長)、「日本の政治・経済状況や日米関係に関する取材をした。日光東照宮の三猿に興味があったので、民俗学の専門家から話を聞いた」(シカゴ・トリビューン紙のマイケル・マクガイア編集局次長代理)などと語った
一行は、東京で、中山太郎衆議院議員(日米議員連盟会長、憲法調査会会長)産経新聞東京本社、NTTドコモなどを訪問した後、2月19日から3日間沖縄を訪れ、地元紙の琉球新報社や沖縄タイムス社の記者との懇親会に参加、普天間基地、首里城、平和記念公園などを訪れた。その後、4日間京都に滞在し、帰京して明石康・元国連事務次長と懇談した。
日本側記者団6人は2月13日から米国を訪問、国防総省、ニューヨーク・タイムズ、CNN、シアトルタイムズなどを訪れ、テロ後のアメリカを視察した。日米両国の記者団は2月28日から2日間、ハワイの東西センターで総括討議を行った。
本交換計画は、新聞協会と米国ワシントンにある記者研修組織ICFJ(International Center for Journalists)とハワイ大学東西センターとの協力プロジェクト。1970年、両国報道機関の編集最高幹部がハワイで第1回日米編集者会議を開催した際、折からの日米繊維戦争などを機に認識された日米間の情報ギャップを埋めるため、両国間の相互理解促進を目指し、提案されたもの。
アメリカ側参加者は写真左側から次のとおり。
Ms. Linda FELDMANN, Opinion Page Editor, The Christian Science Monitor
Ms. Stephanie SHAPIRO, Features Reporter, Baltimore Sun
Mr. Stephen SEPLOW, Freelance, Former Reporter/Editor, Philadelphia Inquirer
Ms. Trinh LE, Editor, Fort Bend/Southwest Sun, Houston Community Newspapers
Mr. Michael McGUIRE, Deputy Associate Managing Editor, Chicago Tribune
Mr. Frank CRAIG, Editor, Pittsburgh Tribune-Review