新聞オーディエンス調査365

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 「新聞オーディエンス調査365」は、月1回以上新聞を読んでいる人を対象に、普段と比べてメディアによく接したかどうかを尋ねる調査で、2017年10月1日から19年9月までの2年間実施しました。
 新聞、テレビ、インターネットのメディア別に、当該月の回答平均と比較したデーリーの接触状況を把握します。事件や事故、政治・経済の状況に加え、オリンピックや正月など消費行動にもつながる各種タイミングでのメディア接触、季節変動などを観測しました。18歳以上69歳以下の男女300人を対象に調査を行い、トピックスを毎月発表しました。 これまでの調査結果は、こちらをご覧ください。


新聞社発の詳細な情報 大イベントでネットを上回る接触
「新聞オーディエンス調査365」 2年間のメディア接触の実態から


 日本新聞協会広告委員会は、普段と比べてメディアによく接したかどうかを尋ねる「新聞オーディエンス調査365」の年間集計結果を発表しました。この調査は全国の18歳以上69歳以下の男女300人を対象に、新聞、テレビ、インターネットのメディア別に接触状況を毎日調べるウェブ調査です。2017年10月1日から19年9月30日までの2年間実施し、月ごとにデーリーの接触傾向を発表してきました。今回は、18年10月から19年9月までの1年間の結果と、17年10月から2年間の調査を経て見えてきた傾向をまとめました。

◇令和改元で新聞への接触高まる

 本調査では、普段と比べて各メディアによく接したかどうかを7段階で尋ねました。18年10月から19年9月までの1年間の回答を数値化し、メディアごとの平均を100として毎日の接触スコアを偏差値化しました。
 1年間で、新聞や新聞社が発信した情報への接触が最も高まったのは5月1日で、スコアは110.0でした。天皇陛下が即位し、元号が令和へと変わった歴史的な日に、新聞で平成の30年を振り返るとともに、新たな時代の幕開けを確認した人が多かったようです。2番目が新元号発表翌日の4月2日(108.1)、3番目が各地に大きな被害をもたらした台風24号や前日に投開票が行われた沖縄県知事選など、ニュースが続いた18年10月1日(105.2)でした。

〈各メディアの接触傾向上位5日〉=2018年10月~19年9月


 毎月の調査結果から、テレビやネットの速報で知ったニュースについて、背景や経緯など詳しい内容を翌日の新聞であらためて確認する人が多いことが分かっています。新聞の接触スコア上位の日と、その前日のテレビとネットのスコアの平均値を比べた結果、新聞のスコアが大幅に高くなったのは、19年4月30日と5月1日でした。テレビなどよりも充実した解説、記念すべき日の紙面の保存性などを評価し、意識的に新聞に触れた人が多かったようです。

◇性別、年代で異なる関心あるニュース

 1年間の接触を性別で見ると、男性の方が新聞に普段よりもよく接した日が多いという結果になりました。男性の新聞への接触スコアが特に高まった日は、フィギュアスケート・グランプリファイナルで紀平梨花選手が優勝した18年12月9日や、ラグビー・ワールドカップで日本代表がアイルランド代表を下した翌日の19年9月29日などでした。女性は、川崎市で通り魔による殺傷事件が発生した日の翌日(5月29日)や、京急本線で発生した列車とトラックの衝突事故の翌日(9月6日)の接触スコアが男性を上回りました。また、東日本大震災の発生から8年となった3月11日、12日も、女性の接触スコアが男性よりも伸びています。
 年代別でも、関心が高いニュースに違いが現れました。30歳以上は4月2日、5月1日など改元関係のニュースがあった日やその翌日に最も接触が高まりましたが、18~29歳はフィギュアスケート・グランプリシリーズNHK杯で宇野昌磨、紀平両選手が優勝した翌日の18年11月11日でした。将棋の藤井聡太七段が勝利した報道があった日なども接触が高まっており、同世代の人物の活躍に注目が集まりました。

◇印象に残るメッセージ広告や周年広告

 この調査では、「印象に残った新聞広告」も尋ねています。1年間を通してみると、宝くじなど多くの新聞に掲載されている広告が上位に挙がりました。そのほか、メッセージや周年のお祝いを載せた企業広告も目立ちました。

〈「印象に残った新聞広告」上位の広告主・タイトル〉=2018年10月~19年9月・掲載日順

◇休日に高まる若者の新聞接触――2年間の調査から

 17年10月から19年9月までの2年間の調査を通じて、さまざまな傾向が見えてきました。まず、改元をはじめ、衆院選(17年10月)や平昌五輪(18年2月)、サッカーワールドカップ(18年6~7月)など、大きなイベントの期間中の各メディアへの接触を比べました。いずれのメディアも通常よりも接触が高まっていますが、イベント期間中の新聞の平均接触スコアはネットを上回っています。次に、休日は18~39歳の比較的若い世代の新聞への接触が高まる傾向にあります。忙しい現役世代も、時間的余裕がある休日に新聞を通じてじっくりニュースに触れていることが分かります。特に顕著なのは年末年始で、18年、19年とも新聞、テレビへの接触が大きく高まる一方、ネットへの接触は普段を下回りました。
 また、男性の方が普段よりも新聞に触れた日が多いという結果が出ていますが、災害や事件、事故など人命に関わる重大なニュースがあった日は、女性の接触が男性を上回ることが多々ありました。一方で男性は大きなスポーツニュースがあった日に接触が高まり、性別による関心の違いが見てとれます。世代別でも、若い世代ほどスポーツニュースへの興味の高さがうかがえました。


 各メディアの年間変動の接触スコアの推移については、こちら(PDF、550KB)をご覧ください。


◆日本新聞協会について

新聞・通信・放送129社で構成する一般社団法人。会長は山口寿一(やまぐち・としかず/読売新聞グループ本社代表取締役社長・販売担当、読売新聞東京本社代表取締役社長)。

◆日本新聞協会広告委員会について

新聞協会会員新聞社の広告・営業局長64社64人で構成。委員長は牧埜敦司(まきの・あつし/毎日新聞社営業総本部副本部長)。

◆日本新聞協会広告委員会が行う調査について

日本新聞協会広告委員会は2017年秋から、メディア接触と評価に関する調査を実施しています。メディア環境の変化に伴い、目的や状況に応じて不定期に新聞を読んだり、SNSで拡散された新聞記事や広告を目にしたりといった新しい接し方が生まれています。そこで、多様な形で新聞社発の情報に接触する人全体を「新聞オーディエンス」と定義し、その構成や実態を以下の調査で明らかにします。

「新聞オーディエンス調査」(定点調査)

=新聞の情報がどんな場面で読まれているのか、各メディアの接触状況や評価などの基礎情報を定期的に把握します。訪問留め置き法で年1回、11月に実施します。

「新聞オーディエンス調査365」

=普段と比べてメディアによく接したかどうかを毎日尋ねるウェブ調査です。月1回以上新聞を読んでいる18歳以上69歳以下の男女300人を対象に、17年10月1日から19年9月30日まで実施。新聞、テレビ、インターネットのメディア別に、当該月平均と比較したデーリーの接触状況を表します。事件や事故、政治・経済の状況のほか、オリンピックや正月など消費行動にもつながる各種タイミングでのメディア接触、季節変動などを観測しました。

〈この件に関する問い合わせ先〉

日本新聞協会 広告部広告担当(桜井、三品)
電話:03-3591-4407  メール:koukoku@pressnet.or.jp

以  上