健康経営勉強会の様子
河北新報社では2019年から健康経営の考え方や取り組みを啓発するキャンペーン「健康みやぎサポーターズ」を展開しています。宮城県にはメタボリックシンドロームに該当する人やその予備軍とされる人が全国でトップクラスに多いという調査結果を受けて立ち上げました。問題の背景には「歩かない」、「塩分の過剰摂取」といった生活習慣上の課題が指摘され、中でも30代から40代の働き盛り世代の健康管理が改善に大きく寄与すると考えられています。そのため、職場での健康づくりの推進と理解促進を目的に、多様なプログラムで「健康みやぎサポーターズ」を実施しています。
キャンペーンは例年、河北新報朝刊の全4回の特集紙面(朝刊15段/カラー)をはじめ、地元企業の経営者や労務管理者を対象にした健康経営勉強会といったイベントも開催しています。イベントには有識者を講師にお招きして食生活や睡眠、運動といった観点から生活習慣を改善していくためのポイントについてお話しいただいています。参加者からは「企業や自治体が取り組んでいる具体的な施策を知ることができ、勉強になりました。自社内で展開するためのヒントになりました」といった声をいただいています。これらの情報はタブロイド判の情報紙にまとめて、全国健康保険協会(協会けんぽ)宮城支部の協力により県内約8,000の事業所に計10万部お届けしており、職場で手にとっていただける媒体として高い評価をいただいています。今後も勤労世代の健康増進という重要なテーマのもと、新聞社の機能を活用して継続的な情報発信に努めていきたいと考えています。