CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)のプロセスカラーインキではなく、あらかじめ混合されたインキのこと。新聞広告では単色と呼ばれる。イラストレーターでは大日本インキ化学工業、PANTONE、東洋インキ製造などのメーカーのカスタムカラーインキをスウォッチで配色できるが、新聞広告ではサカタインクスの単色インキが代表的である。
広告媒体の到達地域のこと。テレビ、ラジオの場合は、視聴(聴取)可能区域(サービスエリア)、またはその地域内の全世帯数を示す。新聞、雑誌の場合は到達地域や到達数をいうが、リーチやサーキュレーションの意味で使われることもある。
製版・印刷工程に入る前に広告主にプレゼンテーションすることを目的とした、色づけしたものをカラーカンプという。最近では、DTPやCEPSで処理したデジタルカラー画像を、カラープリンターやカラープロッターで出力したカラーのハードコピーも「カラーカンプ」と呼んでいる。
印刷時の色見本として使用されるほか、広告主などに対して「実際の印刷ではこう刷り上がる」という、品質、レイアウトなどの確認やチェック等にも利用される。
プリンター、モニターなどの機器それぞれが表現できる色の範囲をグラフ化したもの。
ディスプレーに表示されている画面をそのままの状態で保存すること(画像キャプチャー)。または、動画をデータ化して保存すること(動画キャプチャー)。
色情報を入力・出力するすべてのデバイスに対して、既知のデータに対する入出力データのずれを定量的に把握するプロセス。デバイスに対して、メーカーまたはユーザーが業界標準に対応させるための作業である。すべての色制作のためのデバイス(スキャナー、モニター、プリンター)を実際の出力値に調整して合わせる操作をいう。標準の設定状況はもちろん、メーカーやユーザー、もしくは業界全体の指定に確実に順応していくためのプロセス。
クーポンには、広告を発信した店舗に使用が限定されるストアクーポンと、その商品、サービスを取り扱うすべての店舗で利用できるメーカーが発信するメーカークーポンがある。スーパーやチェーンストアなど流通業者が広告主として供給する商品、サービスの割引券や引換券などを新聞、雑誌に掲載した広告で、販売促進策のひとつに挙げられる。
灰色(モノクロ中間色)の階調、または無彩色で灰色の階調のみを持ったイメージ(グレースケールイメージ)のこと。通常は白から黒まで256階調となる。
カラーバイアスなしでニュートラルグレーを作り出すために必要な色料間のバランス。CMY(シアン、マゼンタ、イエロー)を使ってむらなくグレーを出すのは困難とされるが、カラー印刷時には非常に重要な要素となる。
宿主となるファイルを書き換えて自分自身のコードを追加し、その宿主となったプログラムが実行された際、自分自身のコードをコピーし増殖するマルウェアの一種。
一部の新聞を何人が閲読しているかを示す人数のこと。
掲載データには関係のない不要なアンカーポイントのこと。デザイン的には画像データの一部とみなされるので、離れたところに存在していると、掲載画像と孤立点の間の空白までも含めた大きな絵柄となってしまう。
実際の紙面制作に使用する広告原稿のデータで、新聞印刷向けの色調整などが終わり、修正個所が一切ないものをいう。通常はPDFまたはEPS形式のファイルで入稿する。
校了データは、色見本を制作するために使用される広告原稿のデータ。
広告取引に関する「媒体社―広告会社間」のEDI(電子データ交換)システムを共通化し、広告の受発注から決済までの作業の効率化を図ることを目的に、広告会社の電通、博報堂(現・博報堂DYメディアパートナーズ)、アサツー ディ・ケイと、情報サービス会社であるインテックの4社を発起人とし、広告会社9社を加えた13社が2002年10月に設立した。2014年7月現在、広告会社19社、新聞社7社、テレビ局117社、ラジオ局7社が加盟している。
新聞広告の到達指標のひとつ。新聞購読者のうち、特定の広告を見た人の割合。日本新聞協会「広告調査分類基準」では、「確かに見た」「見たような気がする」「見た覚えがない」の3択で尋ねることとしており、このうち「確かに見た」「見たような気がする」と答えた人の割合を指す。質問の仕方や選択肢は広告注目率と同じだが、算出する際の分母、分子が異なる。
→広告調査分類基準のページ
新聞広告の到達指標のひとつ。新聞購読者でかつ特定日の新聞を読んだ人のうち、特定の広告を見た人の割合。日本新聞協会「広告調査分類基準」では、「確かに見た」「見たような気がする」「見た覚えがない」の3択で尋ねることとしており、このうち「確かに見た」と答えた人だけの割合を指す。
→広告調査分類基準のページ
広告会社が新聞社へ送稿できる状態になった最終データ。
商法で定められている、株式会社が決算の概要を知らせる公告。投資家や債権者に対して広く経営内容を情報開示する手段として利用されている。「公告」とは法律や条例で実施することが定められている広告のこと。広義には、国家または公共団体が一般公衆に告知すべく行う広告を指す。
dpiで表現されるデジタル画像のきめ細かさのこと。
組み寸は、本来は活字で組み版された新聞1ページ大の寸法をいうが、CTSでは組み版処理の基礎となる寸法である。刷り寸は印刷されるときの新聞1ページの寸法。活版時代の処理工程の都合で組み寸と刷り寸が異なる場合がある。
文書内での行と行の間隔を表すときに用いられる値。横書きの場合、行の最上部から次の行の最上部まで、つまり文字の高さに行間を足したもの。縦書きでは行の右端から次の行の右端まで。
単位長(インチが使われる事が多い)あたりに画素、走査線が何個並んでいるかを現す数値。1インチあたりに何個の画素が並んでいるかを表す時の解像度の単位はdpi(dot per inch)。
新聞広告は掲載位置によって記事下広告と雑報広告に大別できる。記事下広告は通常、編集記事欄の下に掲載されているものを指す。全ページ広告もこれに含まれる。
編集記事の形式で作成された広告。新聞社の媒体力と特性を最大限に生かせる。広告の立案、制作の作業の大半は新聞社広告局で行われ、広告には編集記事との区別を明確にするため『広告のページ』『PRのページ』『企画・制作○○新聞社広告局』『広告』などの注釈が入っている。
リコール社告や消費者へのお詫びや告知など、極めて緊急性の高い広告。