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2020年「地域貢献賞」
防災川路 -住民有志 防犯・防災組織-
今村新聞店 店主 今村 寛美
- 実施期間:2006年~
- 実施地域:長野県飯田市川路地区
- 活動概要:
長野県飯田市の今村新聞店・今村寛美店主は2006年1月、元消防団員など住民有志とともに防災・防犯組織「防災川路」を組織した。今村店主は結成当初から代表を務め、読者情報や住宅情報を基に活動を支えている。
川路地区は1961(昭和36)年の豪雨による三六災害で大きな被害を受けたため住民の防災意識が高く、2003年頃より有志で防災組織の結成を検討していた。当初は、地区内で昼間に火災が発生した際、仕事があり駆けつけることのできない地元の消防団員のバックアップを主な活動に想定した。しかし、05年に広島と栃木で女児が犠牲になる事件が続いたこともあり、防犯も兼ねた組織とした。
現在、メンバーは25人。地元消防団のバックアップ、小中学校の登下校路でのパトロール、高齢者の見守りなどの活動は、安心して暮らせる地区環境の維持に役立っている。