1. トップページ
  2. 新聞協会ニュース
  3. 新聞協会ニュース
  4. 新聞協会賞 共同通信社に追加授賞

新聞協会賞 共同通信社に追加授賞

 新聞協会は10月15日、新聞協会賞選考委員会を開き、共同通信社が編集部門の「ニュース」部門に追加応募した「『関西電力役員らの金品受領問題』スクープと一連の報道」(関電金品受領問題取材班=代表・札幌支社編集部次長<前編集局社会部>長谷川智一氏)に新聞協会賞を授賞することを決めた。地道な取材で事実を積み上げ、電力会社が抱える「原発とカネ」の問題を暴いた特報として高く評価した。

 関電役員らが2017年まで7年間、高浜原発がある福井県高浜町の元助役から金品を受領していたことが税務調査で判明。共同は9月26日、この事実を特報した。

 電気料金を原資とする「原発マネー」が関電経営陣に還流する構図を指摘し、続報では元助役と関電の長年にわたる癒着の実態を解明した。関電の企業体質を問い、国のエネルギー政策への影響などを多角的に報じた。

 共同が10月10日に追加応募していた。新聞協会は15日、選考委に先立って協会賞編集部門の第4回選考分科会を開き、選考委への上申を決めていた。今年度の協会賞は編集部門4件(「ニュース」2、「写真・映像」1、「企画」1)、技術部門1件、経営・業務部門2件の計7件となった。

◇受賞者略歴

 長谷川 智一(はせがわ・ともかず)=1977年8月29日生まれ。2002年共同通信社入社、横浜支局、札幌支社編集部、編集局社会部を経て、19年8月から現職。

 新聞協会賞受賞作一覧はこちら

(2019年10月16日)

ページの先頭へ