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新聞広告は深く届く 広告主・制作者が討議 《広告委・JAA共催セミナー》

 新聞協会広告委員会は11月12日、アドバタイザーズ協会(JAA)との共催セミナーをTKP新橋カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開いた。広告主と制作者によるパネル討議で、読者に情報が「深く届く」ことが新聞広告の特徴だとの指摘があった。新聞社がクリエーターとの関係を深め、新聞広告の強みを伝えることが必要だとの意見も出た。

 パナソニックの山崎晋吾企業宣伝室長は、昨年の創業100周年に合わせた企業広告の反響について話した。創業者・松下幸之助氏の逸話を47都道府県ごとに切り替えて60紙に掲載した。

 大阪府版には、大阪駅前陸橋の渡り初め式(1964年)の写真を使った。読者から「松下氏の後ろを歩いている制服姿の小学生の学校名が知りたい」との問い合わせを受け、調べると読者の出身校だったという。読者は「この隊列に自分がいる記憶がよみがえった」と喜んだという。山崎氏は「情報が人に深く突き刺さる」ことが新聞広告の強みだと述べた。

 電通の尾上永晃プランナーは、40年続いた長寿漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載終了に合わせた企画を紹介した。主人公が読者に感謝を伝える集英社の広告が2016年9月、読売に掲載された。尾上氏は「40年の歴史を受け止められる、重みのある場」として新聞を選んだと話した。博報堂の河西智彦クリエイティブディレクターも、新聞は社会性の高さが特徴だと述べた。

 進行役の博報堂ケトル・嶋浩一郎エグゼクティブクリエイティブディレクターは、若手制作者の中には新聞の強みを知らない人もいると指摘。新聞社が制作者に直接企画を持ち込むなどして「つながりを深めてほしい」と呼び掛けた。

 新聞社や広告主企業、広告会社などから250人が参加した。

(2019年11月12日)

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