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新聞配備の拡充を 学校図書館整備で要望書 学校図書館議員連盟に新聞協会

 新聞協会は10月5日、新たな「学校図書館図書整備等5か年計画」を策定し小中高校への新聞配備を拡充するよう求める要望書を学校図書館議員連盟の河村建夫会長と笠浩史事務局長に提出しました。全国学校図書館協議会、学校図書館整備推進会議との連名。主権者教育の推進や情報リテラシーの育成に向け、複数の銘柄の新聞を読み比べて学べる環境が必要だと訴えました。要望書はこの日開かれた「学校図書館図書等の整備・拡充を求める各界連絡会」(次項参照)で河村氏らに手渡しました。連絡会には、丸山昌宏会長(毎日新聞社)が出席しました。

 2017年度に始まった第5次学校図書館図書整備等5か年計画は21年度で終了します。この計画では、新聞配備のための地方財政措置として5年間で総額約150億円が講じられています。

 新聞読み比べの重要性を訴求 集会で丸山協会長

 文字・活字文化推進機構と学校図書館整備推進会議は10月5日、新聞や本の配備を充実させる大切さを訴える「学校図書館図書等の整備・拡充を求める各界連絡会」を東京都千代田区の衆議院第1議員会館で開きました。新聞協会の丸山昌宏会長(毎日新聞社)が複数の銘柄の新聞を読み比べることで「報じ方の違いなどに気づき、物事を多面的に見る力が養える」と呼び掛けました。

 新聞協会など3団体は新たな5か年計画の策定と新聞配備の拡充を求める要望書を学校図書館議員連盟の河村建夫会長らに手渡しました。文字・活字文化推進機構も同じ趣旨の要望書を活字文化議員連盟に出しました。

 司会は文字・活字文化推進機構の山口寿一理事長(読売新聞社)が務めました。山口氏は、今年度の全国学力テストで家庭の蔵書数が多い子供ほど正答率が高い傾向にあったとの結果を紹介。新聞をよく読む子供の正答率が高かったことも踏まえ、学校図書館の資料を充実させることが欠かせないと説きました。

 衆参両院の議員や新聞・出版・学校図書館の関係者ら約120人が参加しました。

(2021年10月5日)

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