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新聞広告の骨格は言葉 ニュースパークで一倉宏氏

 ニュースパーク(新聞博物館)は9月16日、開催中の企画展「時代の言葉。コピーライターがつくった新聞広告名作120選。」に関連したトークショーを開きました。企画に携わったアートディレクターの副田高行氏とコピーライターの一倉宏氏が登壇。一倉氏は「新聞広告のコミュニケーションの骨格を担うのは『言葉』だ」と強調。副田氏は広告のコンセプトを効果的に読者へ伝えることがデザイナーの役割だと話しました。

 一倉氏は副田氏と手掛けた家電メーカーの商品広告シリーズを紹介。液晶テレビを手に提げる女優の姿を配した2001年の広告を取り上げました。広告には「ようこそ、液晶世紀へ。」とのコピーを添えました。

 「ブラウン管テレビが主流だった当時としては大言壮語なコピーだった」と一倉氏。ただ、液晶テレビに置き換わる時代は来ると考えていたといいます。副田氏は液晶テレビが売れたことで、同社の他の家電の売り上げも伸びたと説明。「商品広告が企業広告としての役割も果たした事例だ」と振り返りました。

 トークショーには134人が参加しました。

 企画展の概要はこちらでご覧いただけます。

(2023年9月16日)

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