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小中高の受賞者 担当記者と対談 いっしょに読もう!新聞コンクール表彰式

 新聞協会の第14回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の表彰式が12月16日、ニュースパーク(新聞博物館)で開かれました。小中高3部門の最優秀賞受賞者が記事を書いた記者と対談しました。

 埼玉県の県立川越女子高1年・石川真帆さんは朝日新聞の記事を読み、身近な人の臓器提供について「すぐには了承できないと思う」と涙を浮かべました。「会いたいときに会える人がいることに感謝しなければいけないと考えた」と話しました。朝日新聞大阪本社・編集局文化部の河合真美江記者は「石川さんが自分の気持ちを確かめながら考えたことを話してくれ、ありがたい」と受け止めました。

 東京都の恵泉女学園中3年・大作知穂さんは朝日新聞の記事を読んで、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を前に魚が売れなくなることを懸念する漁師がいると知りました。焼き魚が好物だとし、記事の内容を「身近な問題」として捉えたと話しました。朝日新聞社の西堀岳路いわき支局長は記事を通じ、漁師の思いや魚への愛情を伝えたかったと説明。「記事に込めた思いがきちんと伝わった。記者のやりがいを感じた」と述べました。

 広島県の安田学園安田小5年・高田彩楽さんは朝日新聞の記事をきっかけに、公園で遊ぶ子供の声を「騒音」だと感じる人がいることに気付きました。地域住民との交流を心掛けるようになったと説明。一方で「公園くらいしか大声を出せる場所がない」とも話しました。朝日新聞東京本社・編集局くらし報道部の平井恵美記者は「子供の視点でこの問題をどう捉えるかを教えてくれた」と応じました。子供にのびのび育ってほしいとの思いを取材班で共有していたと振り返りました。

 入賞作・入賞校一覧はこちらでご覧いただけます。

(2023年12月16日)

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