戦争伝える新聞の役割紹介 9月6日から戦後80年展 ニュースパーク
ニュースパーク(新聞博物館)は9月6日から12月21日まで、企画展「戦後80年 戦争を伝える」を開きます。新聞各社による戦争体験継承の取り組みや、SNSや生成AI(人工知能)が情報戦の武器となり、偽情報・誤情報が拡散する現状を紹介。戦争を伝える新聞・ジャーナリズムの役割を考えます。
戦時下の新聞は、真実を伝える使命を果たせず、戦意高揚の一端を担いました。戦後その反省を踏まえ、体験者や遺族らの証言を通じて戦争の実相に迫りました。朝鮮戦争以降、世界の戦争を伝えるとともに、平和について考える機会を提供してきました。戦前から現在に至るまでの紙面展示を通じて、こうした軌跡をたどります。
さらに、戦後80年を迎えた8月15日、16日の各紙紙面を手に取れるようにします。戦争体験を直接聞くことが困難になる中で、新聞社の取り組みを浮かび上がらせます。
SNSや生成AIにより戦争・情報・報道の様相が変化する中で、偽情報・誤情報の広がりや、オープンソース・インテリジェンス(OSINT)に代表される新たな取材手法も紹介します。詳細は同館ウェブサイト(https://newspark.jp/exhibition/ex000420.html)で。
(2025年8月26日)