能登災害の爪痕を記録 ニュースパーク写真展
ニュースパーク(新聞博物館)は9月6日から、企画展「能登へ 写真家たちが写した能登半島地震、豪雨災害」を開催しています。能登半島を次々と襲った昨年の地震と豪雨の爪痕や、そこに生きる人々を写した写真約120点を展示します。企画展「戦後80年 戦争を伝える」と同時開催。
「能登へ」は、合同会社notophoto(頼光和弘代表=元産経)が朝日、産経、中日、共同とフリー写真家3人の協力を得て、2025年4月に金沢市で開催した展示の巡回展。関東では初開催となります。
頼光氏は、石川県珠洲市大谷町出身。元日の地震発生を知り、大阪市から能登へ急行、2日早朝に輪島市に入りました。写真家の使命を感じ、故郷の惨状を記録しようとシャッターを切りました。「地震に負けるか」と話していた人たちの多くも、9月の豪雨災害で「心が折れた」といいます。その状況を目の当たりにし、被災した能登の姿を伝えて支援の輪を広げたいと、写真展を企画しました。「災害は、人ごとではない。写真を見て、能登の今に思いをはせ、関心を持ち続けてもらいたい」(頼光氏)。
展示は12月21日まで。詳細はこちら。
(2025年9月6日)