小中高受賞者が記者と対談 いっしょに読もう!新聞コンクール表彰式開催
新聞協会の第16回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の表彰式が12月13日、ニュースパーク(新聞博物館)で開かれました。小中高3部門の最優秀賞受賞者が、記事を書いた記者と対談しました。
埼玉県行田市立桜ケ丘小5年の篠塚いろはさんは、米価高騰の背景にある農家の人手不足や高齢化といった課題を扱った読売KODOMO新聞の記事を読み、米農家だった祖父母を思い浮かべました。幼少期に訪れた収穫期の田んぼが「黄金色に光り、きれいだった」と話しました。
記事を書いた山口優夢記者は、篠塚さんのように稲作への愛着や関心を高める上で「幼少期から田んぼに触れられる環境作りが重要だと感じる」と述べました。
聴覚障害者が中心となり働く「サイニングストア」で従業員と客が交流する様子を伝える東京新聞の記事を読んだ東京学芸大付属世田谷中1年・服部陽有人さん。新聞を読む習慣を身に付けて以降、「障害者や高齢者の立場からも物事を考えられるようになった」と話しました。
執筆した有賀博幸記者は、取材までサイニングストアの存在を知らなかったといいます。「知らないこととの出合いを面白いと感じられる記者はかっこいい」と述べた服部さんに「ぜひ記者になって」と声を掛けました。
東福岡高2年の清武琳さんは、長期入院の子供と一緒に病院に泊まり世話をする「付き添い家族」の負担などを報じる北海道新聞と西日本新聞の記事を読みました。自身も入退院を繰り返しているとした上で「病気で苦しい時は親にそばにいてほしい」と語りました。親が安心して子供に付き添えるよう、休業補償制度が必要だと問題提起しました。
記事を書いた西日本新聞社の野村創記者は「当事者以外が負担の大きさを想像しにくい問題だ」と説明しました。記事が共感を呼び起こし、制度拡充に向け「社会の機運を高めるきっかけになったらうれしい」と話しました。
※入賞作・入賞校一覧はこちらでご覧いただけます。
(2025年12月13日)



