学生らがオシントを体験 日経・兼松記者が指南 ニュースパーク
ニュースパーク(新聞博物館)は2月14日、インターネット上で公開されている情報を収集、分析し事実を明らかにする「オシント」(オープンソース・インテリジェンスの略)を体験してもらう講座を開きました。日本経済新聞社の兼松雄一郎編集データ・調査報道センター記者が講師を務めました。大学生ら17人の参加者が、SNS上に投稿された写真の撮影場所を特定する課題に取り組みました。
兼松氏は、ロシアのウクライナ侵攻に関する偽情報を暴く報道などを手掛けてきました。航空・衛星写真などのデータを収集した上で、建物や地形、植生などに着目し撮影現場と時間を特定する手法について解説しました。
参加者は、SNS上に投稿された仏パリ市街の写真を基に、投稿者の居場所を割り出す課題に挑戦。写り込む飲食店の看板などを手掛かりに、航空写真と突き合わせながら調べました。人影の角度や長さを基に、デジタルツールで撮影時間の算出にも取り組みました。
兼松氏は、複数の情報を組み合わせ検証するオシントの思考法は日常の情報収集にも役立つと強調。「SNS上の偽情報を見破る上で積極的に活用してほしい」と呼び掛けました。
大学2年の峰尾麻理亜さんは、学んだ手法を実践することで「大学のリポート課題や卒業論文の説得力を高めたい」と話しました。データを駆使した新聞記者の調査報道に関心を持ったとし、「将来の選択肢が広がった」とも語りました。
(2026年2月14日)



