2018年 5月号(No.802)
「死」と向き合う報道──タブー視を超える/平昌五輪をどう報じたか──2020東京に向けて
「死」と向き合う報道──タブー視を超える
社会的孤立が高める生命のリスク──公的機関による実態把握は不可欠
石原 明洋(読売)
自主規制の鎖断ち多死社会に迫る──連載「メメント・モリ」が伝えた避け難い現実
青柳 知敏(中日)
棺桶プレゼントを楽しむ読者たち──終活専門誌『ソナエ』の発行現場から見た死
赤堀 正卓(産経)
「よいみとり」の現場を映し出す──自然のサイクルの中にある別れに思いをはせる
溝渕 雅幸(映画監督)
安楽死の瞬間に立ち会う──個を尊重する欧州と日本の死生観の差異
宮下 洋一(ジャーナリスト)
解剖台の上の声なき声を聞く──日本社会のゆがみが凝集した死の状況
西尾 元(兵庫医科大)
平昌五輪をどう報じたか──2020東京に向けて
速報ではなく人間ドラマを──新聞のスポーツ報道の勝負手は
石川 高伴(スポニチ)
五輪精神揺らいだ平昌大会──極寒から酷暑へ、「東京」に課題提示
小松 将之(時事)
支援態勢の充実が課題に──ノウハウつかみ2度目の札幌へ
酒井信太郎(北海道)
重ねた取材で気付いたレガシー──20年間の時間軸をテーマに据えて
板倉 就五(信濃毎日)
徹底した「地域・読者と今を共有」──夕刊単独紙という制約に負けず
杉原 尚勝(十勝毎日)
災害報道との意識で臨む──事前想定を上回る豪雪への対応
菊野 昭彦(福井)
「時代の目撃者」であり続ける──創設70年を迎えた東京写真記者協会
渡辺 幹夫(東京写真記者協会)
新聞の新しい読まれ方を探る──「新聞オーディエンス調査」結果から
国友 美江(新聞協会広告委員会/読売)
南海トラフから「いのぐ」ために──地域を災害から守る高知新聞の取り組み
柳原 初香(『新聞研究』編集部)
連 載
〔【新連載】ウチナーンチュが見た米国①〕 「当事者」としての想像力を持つには──置かれた立場で変わる世界の見え方
座波 幸代(琉球)
〔世界メディア事情・韓国〕 「平和五輪」に視点さまざま──韓国報道、南北選手に対しては好意的に
長尾 一史(共同)
〔ザ・ショット〕 大和路に春呼ぶお水取り──比較明合成で広がる表現の幅
藤井 博信(奈良)
〔前線記者〕 漁業補償の道筋は不透明──小川原湖への米軍タンク投棄を取材して
藤島 玄(東奥)
〔特派員の日常から〕 追い込まれた2人の大統領──汚職撲滅訴える南ア・ジンバブエ新政権
石原 孝(朝日・ヨハネスブルク支局)
〔〝先生〟体験から考える〕 新聞と友達になろう──幼少期から遊び・学びに取り入れる
赤江 裕紀(中国)
〔困ったことば〕 改訂・改定──学習指導要領は?
岩佐 義樹(毎日)
〔わが支局 わが日々〕 〝地酒維新〟で活性化
向井 千夏(宇部・山口支社)
随想
方言てんこ盛り小説
石杜 有慎(岩手日報)
ウナギは食べていい?
浮田 晶可(みなと山口合同)
メディアの変わり目
西沢 豊(新聞通信調査会)
データ&リサーチ 新聞用紙の需給動向(2017年)
ブックレビュー
新聞日誌(2018年3月)
定価864円(税込み、送料別)
年間購読料10,368円(税込み、送料別)