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イラク現地における自衛隊の取材に関する申し合わせ

平成16年1月22日
社団法人日本新聞協会
編集委員会
社団法人日本民間放送連盟
報道委員会

イラクに派遣された陸上自衛隊先遣隊の報道に関しては、1月20日、サマワ入りした同隊の取材で報道関係者同士がもみ合いになるなど、混乱が生じました。また自衛隊の車両を追いかけたり、宿営地前で多数が張り込むなど危険な取材ケースも目立っています。

混乱の最大の原因は、防衛記者会が取材ルール作りを目指しているにもかかわらず、防衛庁側が適切な情報提供を行っていないことによりますが、今後も、こうした事態が放置されればテロリストと誤認されて狙撃の対象になるなど深刻な事態に直面しかねません。

このため新聞協会および日本民間放送連盟の加盟各社は22日、政府に早急に適切な情報提供を申し入れるとともに記者をはじめ関係者の安全に留意し、取材に関して「危険や混乱を招くような取材を行わない」ことを申し合わせました。

先遣隊、ならびに今後派遣が予定される本隊の現地での活動は国民の大きな関心事であり、これを適切に報道することは報道機関の責務です。この点を踏まえたうえで、他のメディアにも、この申し合わせに同調していただくよう要請いたします。

以上

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