2018年「地域貢献賞」

福井県内の読売新聞販売店で組織する福井県読売会は２００５年から毎年、夏休みに親子新聞教室を開催し、スクラップ新聞作りや「こども記者」体験などを実施している。子供たちが記者となり、プロ野球などの「今」を感じさせるイベントで関係者へのインタビューや写真撮影を行い、模造紙でオリジナル新聞を作成している。

「こども記者」は１７年に会員組織に移行し、同様に地域イベントなどを取材してオリジナル新聞を作成する「読売ジュニアジャーナリスト福井（ＹＪＪＦ）」を立ち上げた。延べ７３０人が参加し、活動を通して、毎日届く新聞から、知ることの楽しさや世の中との関わりを学べることを伝えてきた。成人後、取材体験がきっかけとなり、文章にかかわる職業を選んだ参加者もいた。感受性豊かな時期の成長の手助けになるよう継続して取り組んでいる。

※代表＝福井県読売会会長・辻橋　洋子