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不定期に読む層 女性6割 災害時に新聞接触《広告委オーディエンス調査》

 新聞協会広告委員会が2月21日に発表した2019年新聞オーディエンス調査によると、紙、インターネットを問わず新聞社発の情報に触れる人は91.2%だった。不定期に新聞の情報に触れる「拡張オーディエンス」は19.2%。女性が約6割を占める。この層の女性は災害時に新聞社発の情報に触れる傾向が強いことも分かった。

 調査では、頻度を問わず新聞社発の情報に触れる人を「新聞オーディエンス」と定義している。新聞社発の情報への接触頻度について「週1回以上」と答えた人は16.1%、「月1回以上」が4.9%。「月1回未満」「普段は見ないが接触することはある」という人は19.2%だった。自宅で新聞を月決め購読している人は58.3%。

 拡張オーディエンスの平均年齢は39.1歳。39.1%が「実家・親類宅」、25.7%が「自宅」で新聞に触れると答えた。

 新聞の情報を見聞きする機会を尋ねると、50.4%の人が「災害時」と回答。45.7%が「大きな事件・事故があったとき」を挙げた。性別でみると、女性は災害時に新聞社発の情報に触れると回答した人が57.7%。男性より17.9ポイント高い。

 新聞の情報に毎日触れる層は51.0%。平均年齢は56.3歳だった。性別の構成比は男性が52.3%、女性が47.7%。

 新聞の情報に全く触れない人は全体の8.5%。ゲームを除き、商品・サービス全般への関心が薄い。

 各広告メディアの評価も尋ねた。情報が信頼できる広告媒体として新聞を挙げた人は44.7%だった。「地域や地元の情報が多い」が33.7%、「ゆったりと広告を見聞きできる」は29.0%。いずれも全媒体の中で最も評価が高い。

 また各メディアへの評価をみると、知的な媒体として新聞を挙げた人は64.2%。「情報が正確である」は51.5%、「情報の信頼性が高い」は49.6%。いずれも他媒体より高い評価だった。

 調査は3回目。19年10月31日から11月12日にかけ訪問留め置き法で実施した。全国の15~79歳の男女1200人が回答した。

 調査結果の詳細はこちら

(2020年2月21日)

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