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新聞の情報に86.9%が接触 40代以下が半数 若者にも届く 広告委員会オーディエンス調査

 新聞協会広告委員会が1月19日に公表した「新聞オーディエンス調査」の結果によると、頻度を問わず紙面やインターネットなどで新聞社発の情報に触れる「新聞オーディエンス」は86.9%でした。平均年齢は50.0歳。新聞オーディエンスのうち48.6%を40代以下が占めます。広告委は社会の中核を担う層や若い世代にも新聞社発の情報は届いているとしました。

 新聞社発の情報に毎日触れる人は回答者全体(1200人)の44.4%で平均年齢は57.8歳でした。40代以下が28.0%を占めています。

 接触頻度が月1回未満の人と、普段は見ないが接触する機会があると答えた人を合わせた「拡張オーディエンス」は25.7%。平均年齢は41.1歳でした。

 新聞に接触する人のうち10.3%が新型コロナウイルス流行前と比べ閲読時間が増えたと答えました。1日当たりの平均閲読時間を2019年の調査結果と比べると、平日は1.9分、休日は2.1分増えています。

 各メディアの印象・評価も尋ねました。新聞は「知的」(60.3%)、「情報が正確」(47.3%)、「情報の信頼性が高い」(45.5%)などの項目で、他媒体より評価が高くなりました。

 ▽社会課題に関心高い傾向
 回答者の考え方や行動についても尋ねました。「社会貢献に積極的な企業の姿勢は商品選択の理由になる」との回答は新聞オーディエンスが31.4%、新聞に触れていない人は14.9%でした。広告委は新聞オーディエンスについて、社会課題を重視する姿勢がうかがえるとしています。

 調査対象者が必要な情報をどのメディアから得ているかも調べました。新聞では「世の中で起きていることの最新ニュースなど」(41.4%)を得ている人が目立ちます。新聞で入手している情報に「お悔やみ情報」(28.4%)、「企業・教員・公務員などの人事情報」(16.3%)を挙げた人は全媒体の中で最も多くなりました。

 インターネットを通じたニュースへの接触状況についても調べました。ネット上でニュースに触れる人のうち新聞社が提供した記事を「よく見る」「たまに見る」との回答は計51.1%。

 新聞社が提供した記事について「信用できる」「どちらかというと信用できる」と答えた人は合わせて54.7%。新聞社は他媒体より高い評価を得ました。

 各メディアの広告に対する評価も尋ねました。新聞広告への評価として最も高かった項目は「情報が信頼できる」(39.0%)。また、「地域や地元の情報が多い」(29.3%)などの項目で他媒体の広告より高い評価を得ました。

 購買行動の過程で各メディアの広告が果たす役割も尋ねました。新聞広告について「興味を持つきっかけになる」と答えた人は20.7%。「商品などの内容理解に役立つ」は13.6%でした。広告委は新聞広告が商品・サービスの認知から購入までの間にある「興味・関心」「比較・検討」の段階でも重要な役割を果たすとしました。

 調査は22年9月30日~10月13日に訪問留め置き法で実施しました。全国の15~79歳の男女が回答。

 調査結果の詳細はこちら(ウェブサイト・新聞広告データアーカイブ)でご覧いただけます。

(2023年1月19日)

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