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社会と向き合い責務果たす 第78回新聞大会を東京で開催

 新聞協会は10月15日、第78回新聞大会を東京都千代田区の帝国ホテルで開きました。新聞協会賞が7件7人、新聞技術賞が1件3人に贈られました。「事実に立脚した正確な報道と公正な論評を届け、社会と向き合いながらジャーナリズムの責務を果たすことを改めて誓う」との決議を採択。SNS上の偽情報が選挙に影響を及ぼし、生成AI(人工知能)によるニュースコンテンツの無断利用が問題となるなど、メディア環境が激変する中でも、「民主主義の発展を担い続ける」としました。研究座談会は「SNS時代の新聞の役割」をテーマに議論しました。

 新聞協会の中村史郎会長(朝日)はあいさつで、戦乱が続く世界情勢や、国内の政局の混乱などを挙げ、世の中が目まぐるしく動く中で「報道機関が担う役割はますます重要になっている」と指摘。選挙報道や生成AIへの対応などを巡り「真価が問われる事態に直面している」と述べました。その上で、新聞人としての「矜持と責任」をもって未来を切り開こうと呼び掛けました。

 大会では初めて、新聞協会賞受賞記者と大学生によるトークセッション「学生100人と考える ニュースって誰のため? 何のため?」を実施しました。記者は取材の経緯や記事化までの困難などを紹介。学生に取材過程を追体験してもらいました。セッションには学生2人が登壇。会場に集まった計100人以上の学生も、SNSを使いリアルタイムで議論に加わりました。

 新聞協会会員社幹部ら445人が参加しました。東京での新聞大会開催は2010年以来13回目。

 新聞大会の様子はこちらで紹介しています。

 新聞大会決議はこちらでご覧いただけます。

 中村会長のあいさつ全文はこちらでご覧いただけます。

 

(2025年10月15日)

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