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ガザ・ウクライナ取材の記者支援でCPJとIPIに資金提供 ピュリツァー賞選考委員会

 米ピュリツァー賞選考委員会は3月4日、パレスチナ自治区ガザとウクライナでの戦争報道に携わる記者の仕事と安全を支援するため、計10万ドル(約1470万円)の特別資金提供を実施すると発表した。ジャーナリスト保護委員会(CPJ)にガザ記者支援のため、国際新聞編集者協会(IPI)にはウクライナ記者支援のために、各5万ドルを拠出する。

 選考委員会は2023年10月、戦争報道に従事する記者らを支援する団体に10万ドルを拠出することを決めていた。事務局のマージョリー・ミラー氏は「IPIとCPJは、資金を最も効果的に活用し、最終的には解決策を見いだす貢献を果たすのにふさわしい団体だ」と話した。

 選考委員会は過去にも、アフガニスタンやウクライナで取材ができなくなった記者向けに資金提供した実績がある。https://www.pulitzer.org/news/pulitzer-prize-board-announces-special-financial-awards

 IPIは3月6日、ウェブサイトにブログを掲載。フラン・マロエビッチ専務理事は「資金をCPJと分かち合えることを光栄に思う。われわれがメディアの自由を支援する価値観を共有し、献身的に取り組んでいることが認められた」とコメントした。数週間以内に資金をウクライナのメディアに直接分配するという。
https://ipi.media/ipinetwork/ipi-announces-50000-financial-award-from-pulitzer-prize-board-for-ukraine-media-support/

(2024年3月12日)

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