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2025年「地域貢献大賞」受賞活動

2025年の地域貢献大賞には、北國新聞宝立販売所の船本寛所長による「珠洲市宝立地区 避難所および地域の復興支援活動」が選ばれました。同活動は、2024年1月1日に発生した能登半島地震で自宅と販売所が半壊しながらも、所長自ら率先して、壊滅的な被害を受けた地域の避難所の環境改善のために尽力した活動。所長が兼営する工務店の重機を持ち込み仮設トイレを建設するなど、日頃から販売所が地域の拠点として機能してきたからこそ発揮できたリーダーシップや、活字になった正しい情報を届けたいという強い思いから2か月後に戸別配達を再開、戸別配達の素晴らしさをあらためて知らしめたことなどが評価されました。このほか、地域貢献賞8件の活動が選ばれました。

珠洲市宝立地区 避難所および地域の復興支援活動

北國新聞宝立販売所 所長 船本寛

  • 実施期間:2024年~
  • 実施地域:石川県珠洲市宝立地区
  • 活動概要:

活動概要:2024年1月1日、能登半島地震が発生した。石川県珠洲市の北國新聞宝立販売所の船本寛所長は、自宅と販売所が半壊しながらも、地震と津波の影響により壊滅的な被害を受けた同市宝立地区の避難所の環境改善のために力を尽くした。まず、同地区の住民約100人が一時避難した高台の施設のトイレが使用できないことから、兼業する工務店の重機を持ち込み仮設トイレを建設した。地震発生4日後に高台の施設から移転した避難所では、支援物資の保管用に販売所のコンテナハウスを無償で提供したほか、危険箇所を無償で補修して避難者の夜間の転倒を未然に防止した。避難所の環境改善に自ら率先して取り組んだ船本所長の姿は、避難所のリーダー的存在として避難者から信頼を集めた。
また、宝立地区の伝統行事「宝立七夕キリコまつり」の復興にも携わり、津波で6基中5基が損壊したまつりの象徴「キリコ」の新たな制作に取り組むことで伝統継承にも一役買っている。
SNS上で誤った情報が飛び交う中、所長自ら被災しながらも、活字になった正しい情報を届けたいという強い思いから2か月後に戸別配達を再開、避難者から「新聞が一番」との声が寄せられ、避難者と社会をつなぐ架け橋となった。
※船本寛(ふなもと・ひろし)

地域貢献賞(8件)

ミニコミ紙「小樽よみうり」発行による読者サービス 札幌後志地区小樽市内6YC(代表:YC長橋 所長 銭亀昌宏)
新小学1年生への防犯ブザープレゼント 山形新聞小国販売所 所長 遠藤正美
ミニコミ紙「マイタウンたにがわ」の発行 関東新聞販売株式会社 おちあいしんぶん 代表取締役 大橋龍太
全国初 県内全新聞販売店と県警が協定 県民の安心・安全を見守り 静岡県新聞販売連合会
能登半島地震復興支援活動 読売センター輪島 所長 泉達也
お客様の暮らしに寄り添う総合サポート ASA和泉 所長 木下博史
高齢者見守り活動「愛のひと声運動」 愛媛新聞販売所協同組合 理事長 櫻木周一
佐賀新聞販売店会文庫 佐賀新聞販売店会佐賀会 会長 山口剛

(順不同・敬称略)

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